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カウンセリングは「体」で聴く。

目次

カウンセリングのコツ

今日は大学で教えているカウンセリングの授業を紹介します。

カウンセリングを学び始めた頃はこんなふうに思いがちです。

「正しい解決策を言わなくちゃ」
「一生懸命話を聞かなくちゃ」
「習った心理テクニックを使わなくちゃ」

こう思っているとしたら、カウンセラー自身が不安や緊張で頭がパンパンになっているかもしれません。

もっと自然体で大丈夫ですよ。

「ガチガチの頭」を一旦お休みさせましょう。

理論やテクニック以前に大切な「身体を使ったアプローチ(自律神経の整え方)」について解説します。

プロのカウンセラーはもちろん、日常の人間関係を良くしたい方にとっても役に立つと思います。

カウンセリングは「体で行う」もの

意外かもしれませんが、実は、カウンセリングは「頭で考えをひねくりまわすのではなく、体を使って行うもの」です。

教科書通りの正しい答えを頭の中で必死に探し出すような「知的作業」ではありません。

目の前の相手と向き合い、その人の呼吸やリズムを肌で感じ取りながら進めていく、とても身体的な行為なのです。

まずは「自分自身の自律神経」を緑色にセットする

緊張していると、つい忘れてしまいがちな大前提があります。

カウンセラーが「緑さん(地に足がついている状態)」になっていること。

自分が焦っていたり緊張していたりすると、相手の役に立つことは難しい。

まずは自分がどっしりと構えた「緑さん」になるために、以下の方法で体を調整しましょう。

グラウンディング:背中が椅子の背もたれに支えられている感覚、足の裏がしっかり床についている感覚を意識し、自分を「今ここ」に根付かせます。
セルフタッチ:自分の胸や腕に優しく手を当て、体に安心感を伝えます。
クライエントを迎える前に、深呼吸を一つして胸に手を当ててみましょう。

「カウンセラー自身の穏やかな状態」こそが、カウンセリングの土台です。

相手に「安心」を伝えるサイン

自分の準備ができたら、次は相手の緊張を解きほぐすために「目に見える安心のサイン」を伝えていきましょう。

温かく迎え入れるような表情
安心感を与える優しいうなずき
話の邪魔にならない程度のあいづち
「そうなんですね」と肯定的に受け止める言葉
とてもシンプルですが、相手の緊張や不安を和らげる大切なスキルです。

「ただ黙って聴く」のではなく、体全体を使って「ちゃんとここで受け止めていますよ」と発信し続けること。

解決するのではなく、「共感」して緑へ戻す

悩みを抱えてやってくる人の多くは、「赤(怒りや過度の緊張)」か「青(悲しみや無気力)」の極端な状態になっています。

カウンセラーが行うことは、問題を解決してあげることではありません。

赤や青の状態にある相手に共感し、一緒にいること。

そうすることで相手の自律神経が「緑」に戻っていくのをサポートします。

傾聴とは、頭で考えるテクニックではなく、体全体で相手と向き合うこと。

「今、あなたの自律神経は何色ですか?」

誰かの話を聴く前に、少し立ち止まって、自分自身の体の感覚に意識を向けてみてくださいね。

Youtube動画

このことを動画でも説明しています。ぜひご覧ください。

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