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トラウマを克服する 

目次

トラウマを解放する

ソマティック・エクスペリエンシング®️(SE™️)は、トラウマ解放を行う心理セッションです。

トラウマは大きく分けると、ショックトラウマとリレーショナルトラウマに分けられますが、心理セッションでは同じように解放していきます。

実際の心理セッションでは、クライエントや状況によって異なりますが、私は次のように進めることが多いです。

①カウンセリングルームで落ち着く
②リソースを探す
③扱いたいトラウマを一つ選ぶ
④トラウマを話す前に思い出す
⑤トラウマについて新聞記事の見出し程度に話す
⑥その時の自律神経の様子を見る
⑦未完了の防衛反応を完了させる
⑧修正体験を行う
⑨統合

今回は「⑦未完了の防衛反応を完了させる」を具体的に説明してみましょう。

防衛反応とは

防衛反応は、生物が外部からの脅威やストレスに対処するための身体的、心理的、行動的な反応の総称です。この反応は、個体が危険や不快な状況から身を守るために進化的に発展してきたものであり、生存のために重要な役割を果たします。

まず、身体的な反応として、防衛反応は自律神経系の活動によって表れます。これには、心拍数や呼吸が速くなること、筋肉の緊張が増加することなどが含まれます。これらの反応は、身体が緊張し、即座に行動を起こせるように準備されることを意味します。たとえば、危険が迫っていると感じた場合、心臓が速く鼓動し、酸素を筋肉に送り、逃げたり戦ったりするための準備を整えます。

次に、心理的な反応として、防衛反応は感情の変化や認知の変化をもたらします。不安、恐れ、怒りなどの感情が強くなり、集中力や注意力が高まることがあります。これにより、危険やストレスに対処するための判断や行動が可能になります。また、心理的な防衛メカニズムも含まれます。例えば、否認、抑圧、合理化などのメカニズムが、不快な現実を無意識下で処理するのに役立ちます。

最後に、行動的な反応として、防衛反応は具体的な行動をもたらします。これには、逃げる、攻撃する、隠れるなどの行動が含まれます。状況や個体の性格、文化的背景に応じて、異なる行動が選択されることがあります。たとえば、ある人は恐怖に直面した際に逃げることを選択し、別の人は同じ状況で闘うことを選択するかもしれません。

防衛反応は、生物が環境からの脅威やストレスに対処するための適応的な反応ですが、過度に活性化されると問題を引き起こすこともあります。過剰なストレス反応は、慢性的なストレスや心理的疾患の原因となる可能性があります。したがって、ストレス管理や心理的な健康の維持が重要です。

総括すると、防衛反応は生物が外部からの脅威やストレスに対処するための身体的、心理的、行動的な反応であり、生存に不可欠な役割を果たします。これらの反応は、進化的に発展してきたものであり、個体が危険や不快な状況から身を守るための重要な機能です。

トラウマの正体

未完了の防衛反応は、個体が脅威やストレスに直面した状況で、防衛メカニズムが完全には発揮されず、不完全な状態でとどまっている反応を指します。これは、過去のトラウマや不安、ストレスフルな経験によって引き起こされることがあります。

未完了の防衛反応は、通常、個体が脅威やストレスに対処するための自然な反応の一部でありながらも、何らかの理由でそのプロセスが適切に完了せずに残っている状態です。この状態は、個体の心理的な安定や健康に影響を及ぼす可能性があります。

例えば、過去のトラウマ体験によって引き起こされた未完了の防衛反応は、恐怖や不安の感情が処理されずに残り、個体の日常生活において問題を引き起こすことがあります。また、過去の関係の中での衝突やストレスフルな状況によって引き起こされた未完了の防衛反応は、個体の関係性や対人関係に影響を与える可能性があります。

未完了の防衛反応は、心理療法やトラウマ治療の適切な介入を通じて解決することができます。これには、個体が過去のトラウマやストレスを処理し、未完了の反応を完了させるための安全な環境を提供することが含まれます。個体は、自己の感情や経験に向き合い、それらを受容し、処理する手段を学ぶことができます。

未完了の防衛反応が解決されると、個体はより健康的で安定した状態になる可能性があります。これにより、過去のトラウマやストレスによって引き起こされた問題や困難に対処するためのリソースとして、個体がより強く、よりレジリエントな存在となることが期待されます。

総括すると、未完了の防衛反応は個体が脅威やストレスに対処する際に残存する不完全な反応を指し、過去のトラウマやストレスによって引き起こされることがあります。適切な介入を通じて解決されると、個体はより健康的で安定した状態になる可能性があります。

トラウマを解放する

未完了の防衛反応の解放は、トラウマ治療や心理療法において重要な要素です。未完了の防衛反応は、過去のトラウマやストレスフルな経験によって引き起こされ、個体が脅威やストレスに直面した際に完全には発揮されずに残っている反応です。これらの反応が解放されると、個体はトラウマの影響を軽減し、心理的な健康とウェルビーイングを回復するのに役立ちます。

未完了の防衛反応の解放は、セラピストとクライアントが協力して行われます。セラピストは、クライアントが安全で支持された環境で自己を表現し、感情や身体的な感覚に気づくことを促します。クライアントは、未完了の防衛反応が身体にどのように現れるかを探求し、それらの感覚を受け入れることを学びます。この過程で、クライアントはトラウマ体験に再交渉し、身体的な反応を解放することができます。

解放のプロセスは、クライアントが過去のトラウマを安全に探索し、その経験を受け入れることから始まります。クライアントは、トラウマ体験が身体に記憶されていることを認識し、その感覚や反応に注意を向けます。セラピストは、クライアントがトラウマ体験を安全に処理し、解放するための支援を提供します。

解放のプロセスには、身体的な感覚や反応を探求することが含まれます。クライアントは、トラウマ体験が身体にどのような影響を与えたかを理解し、それらの感覚を受け入れることを学びます。身体的な感覚や反応が解放されると、クライアントはトラウマ体験を完全に処理し、心理的な健康とウェルビーイングを回復するのに役立ちます。

解放のプロセスは、時間と共に進化し、クライアントのニーズや目標に合わせて調整されます。セラピストは、クライアントが解放のプロセスを通じて成長し、変化するのを支援し、必要に応じて適切なサポートを提供します。未完了の防衛反応の解放は、クライアントが過去のトラウマから解放され、より健康的で満足度の高い生活を送るのに役立ちます。

SE療法とは

SE™️療法、つまり、ソマティック・エクスペリエンシング®️(Somatic Experiencing)は、トラウマ治療の一形態であり、身体の感覚や反応に焦点を当てたアプローチです。この手法は、セラピストとクライアントが共同でクライアントの身体感覚を探索し、トラウマやストレス反応が身体にどのように影響を与えているかを理解することを目指します。

ソマティック・エクスペリエンシング®️では、トラウマが身体に記憶され、無意識のうちに筋肉の緊張や呼吸の変化などの身体的な反応として現れることを認識しています。クライアントは、このような身体的な感覚や反応を通じて、トラウマ体験を再交渉し、解放することができます。

セラピストは、クライアントがトラウマ体験を安全に探索できるように、身体的な感覚や反応に注意を向け、クライアントがその感覚に気づき、受容する支援を提供します。このプロセスは、クライアントがトラウマ体験を深く理解し、身体的な反応を解放し、再統合するのを助けます。

ソマティック・エクスペリエンシング®️の目標は、クライアントがトラウマやストレスによって引き起こされる身体的な症状や感情を軽減し、より健康的な状態に向かうことです。身体の感覚や反応を探求することで、クライアントはトラウマ体験を完全に処理し、自己の回復力を高めることができます。

このアプローチは、言葉による認知的なアプローチだけでは届かない、身体的なレベルでのトラウマの解放を可能にします。そのため、口頭での説明や認識だけではなく、身体的な感覚や反応を通じた実体験が重要視されます。

ソマティック・エクスペリエンシング®️は、PTSDやトラウマ関連障害、不安障害、うつ病など、さまざまな精神的健康上の問題に対処するのに有効なアプローチとして広く用いられています。身体と心のつながりを強調し、自然な治癒プロセスを促進することで、クライアントの回復をサポートします。

SE療法を受けたい

茨城県の筑西市にあるカウンセリングルームを中心に、つくばルーム、水戸ルームに月1回出張しています。

また、SE療法はオンラインでも対面と同じように受けることができます。

SE療法を受けてみたい、興味がある方は下記リンク先をご覧ください。

公式LINEアカウントからも気軽にお問合せください。

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