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瞑想とは | 臨床心理士・公認心理師

目次

心は「対象物」である

「心を整える」とはどういうことでしょうか。
多くの人が誤解していますが、実は、心は「私」ではありません。
「私」というのは、「私である」と実感している主体そのもののことです。

つまり、【心 ≠ 私】なのです。
心は「私」ではないからこそ、粘土をこねるように客観的に整えることができます。心は自分自身ではなく、目の前にある「対象物」なんですね。

悩みと「私」を切り離す

私は普段カウンセラーとして、多くの方のお悩みを聞いています。
人がなぜ深く悩んでしまうのかというと、「悩み = 私」と完全に一体化してしまっているからです。

そこで私は、悩みと「私」を分けることを提案しています。
「私」と悩みを切り離すことができると、その悩みを自分の手で「扱う」ことができるようになるからです。

例えば、「死んでしまいたい」ほど辛い気分を抱えている方がいたら、その気分をキャラクターにして名前をつけたりします。
例えば、「おばけちゃん」といった具合です。
こうして自分の気持ちを客観的に見ることができるようになると、その感情との上手な付き合い方が自然とわかってきます。

真っ白なスクリーンに戻る

瞑想をしていると、この感覚がよく分かってきます。

思考は私ではない。 感情は私ではない。 身体も私ではない。
思考も、感情も、身体の感覚も、すべては「真っ白なスクリーンに映し出されている映像」のようなものです。
この「真っ白なスクリーン(本来の自分)」に戻っていく作業を、瞑想と言います。ここに戻ることで、初めて心を整えることができるのです。

瞑想は「第3の意識」

「瞑想をすると、つい寝てしまう」という人も多いですよね。

現代人の多くは、「起きている」か「寝ている」かの2つの状態しか意識を使っていません。
しかし瞑想は、そのどちらでもない「第3の意識状態」です。
寝てしまうのは、単純にその状態に慣れていないだけ。
続けていけば、必ず慣れてきます。

そして慣れてくると、こんな風に気づくことができるようになります。

「あ、今、考え事が浮かんだな」
「こんな気持ちが出てきたぞ」
「こんな衝動を感じているな」と。

瞑想とは、日常の中で「目覚める」こと

瞑想を続けていると、自分の心のスクリーンに気持ちや記憶、感覚が映し出される瞬間にハッと気づくようになります。

夜、夢を見ている最中に「あ、これは夢だ」と気づくことを『明晰夢(めいせきむ)』と言いますよね。
明晰夢の中では、意識を保ったまま自由に行動することができます。

それと全く同じように、起きている時に自分の内側に気持ちや記憶が現れることに気づくことを、私は「目覚める」と呼んでいます。

しっかりと目覚めることで、私たちは感情の波に飲み込まれることなく、自らの意思で「意識的に行動する」ことができるようになるのです。

瞑想会へのお誘い

茨城県筑西市のカウンセリングルーム「草木萌動」で定期的に瞑想会を行なっています。
また、遠方の方にはオンラインでの瞑想会を開いています。

目覚めるための瞑想、興味ありませんか?
初めての方も、経験者の方も歓迎します。
一緒に瞑想しましょう。

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