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ソマティック・エクスペリエンシング・・・野生動物はめったにトラウマになることがない

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野生動物にはトラウマはないって知ってました?

しまうまがライオンに襲われて、命からがら逃げた後でも、安全が確保されれば、通常モードに戻って、草を食べた、り水を飲んだり、繁殖します。ライオンが怖くていつもビクビクしていたり、うつになったり、外出を控えることはありませんよね。

しかし、人間は恐ろしい出来事を体験すると引きずります。怖かった出来事が頭から離れず、いつも緊張していたり、行動を控えたり、夢に見たり、パニック発作が出たり、突如怒りが湧いてきたり、眠れなかったり、悪夢を見たり、元気が出なかったり、自分を責めたり、人と会いたくなくなったりします。

なぜ、人間は上記のようなトラウマ症状を引きずるかというと、動物のように自己防衛反応を完了できないからです。自己防衛反応とは自律神経系の働きです。例えば、しまうまが茂みに隠れて近づいてくるライオンに気づいたら全速力で逃げますよね。逃げるというのが自己防衛反応の一つです。もう一つは、戦うです。ライオンが来たら逃げるけれど、小柄なハンターが子供を狙っていたら、体当たりして戦います。戦うことも逃げることもできない時にはフリーズ(凍りつき)します。オポッサムがキツネや犬を目にするとパタッと倒れてしまいます。そして、敵が去ると、フリーズから抜け出して歩き出します。

人間は戦ったり逃げたりできないことが多いです。上司や親からひどい言葉を言われて本心はその場から立ち去りたい、あるいは一言行ってやりたいけれど、何もできずにじっと耐えたりします。誰もいないところで襲われて、逃げることも戦うこともできずにフリーズします。

恐ろしい出来事を体験すると人間はフリーズしてしまい、フリーズから出て来られなくなってしまいます。フリーズは外側から見ると何も起こっていないように見えますが、内側の自律神経系は大きく動いています。戦いたい、逃げたいというエネルギーがフリーズのため出口がなくて非常に高まっています。そのため、フラッシュバックが起こったり、怒りが湧いてきたり、心拍が上がったりするんですね。

では、トラウマをどのように解放したらいいのか。

フリーズ状態の中で自律神経系に溜まっている戦う・逃げるエネルギーを解放させてあげればいいのです。しかし、その解放にはコツがあります。通常のカウンセリングのように、トラウマになった出来事を話していくと、火山のようにエネルギーが溢れ出してしまうんですね。そのエネルギーはとても強くて大きいので再びフリーズしてしまいます。これを再トラウマ化といいます。

そのため、少しずつ、ゆっくりと、安全に解放していく必要があります。そのための方法が、ソマティック・エクスペリエンシング®️(SE™️)です。

きっと以前の元気なあなたに戻れます。焦らず進んでいきましょう。

ソマティック・エクスペリエンシングを詳しく知りたい。

SE™(Somatic Experiencing®)は米国のPeter Levine博士が開発した、身体と神経系の統合をベースにした、安全で自然なトラウマ療法です。

SOMATICEXPERIENCING®は、米国、カナダ、およびその他の国におけるFoundation for Human Enrichmentの登録商標です。

SE™ Japanは、日本におけるSE™の普及を目指すプラクティショナーのネットワークとして2009年2月に発足し、
2016年5月より、情報ポータルサイトとして運営しています。

アメリカにSEI本部があります。英語のページです。各国のSEPのリストなどがあります。

ソマティック・エクスペリエンシングを受けたい。

草木萌動ではソマティック・エクスペリエンシング(SE)のセッションを行なっています。

ご好評に応えて、割引価格での提供を続けています。

また、SEセッションを試してみたい方には、体験セッション(30分)もご用意しています。

トラウマを解放して、本来のあなたを取り戻しましょう。

ご予約お待ちしています。

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